BBQを楽しむために、自分でBBQ台を作ってみたいと思ったことはありませんか?
今回は、簡易モルタルを使ってBBQ台を作成し、その結果についてお伝えします。
特に、耐火モルタルではない水だけで作る簡易モルタルを使用することで、どの程度の耐久性があるのかを確かめました。
使用する木材やカバーの有無など、実際の使用感についても詳しく紹介します。
この記事の目次
簡易モルタルとは?
まず、簡易モルタルについて簡単に説明します。
簡易モルタルは、セメントと砂、水を混ぜて作るもので、耐火モルタルとは異なり、耐火性能は期待できません。
一般的な建築材料として使用されることが多いですが、今回はBBQ台としての使用に挑戦しました。
BBQ台の設計と作成
設計のポイント
サイズ
50~60㎝四方
材料
簡易モルタル、砂利
燃料
杉、カラマツ、広葉樹の薪およびその炭
設計の際には、焚火を囲むような枠を作ることを考えました。
これにより、火を安全に管理できるようにします。
作成手順
材料の準備
セメント、砂、水を混ぜて簡易モルタルを作成します。
砂利を適量加えることで強度を増します。
枠の作成
設計図に基づいて、50~60㎝四方の枠を作成します。
モルタルを均等に配置し、しっかりと固めます。
乾燥
モルタルが完全に乾燥するまで待ちます。
通常、数日間の乾燥時間が必要です。
内側の耐熱スプレーの効果
モルタルが乾燥した後、内側に耐熱スプレーを施しました。
これは、モルタルの表面を保護し、火の熱による劣化を防ぐのが目的です。
耐熱スプレーを使用することで、一部の熱からの保護が期待できましたが、完全な耐火性能は保証されません。
使用感と耐久性
初回使用
初めての使用では、杉やカラマツの薪を燃やしました。
火力が強く、簡易モルタルがどの程度耐えられるかが気になりましたが、初回は特に大きな問題はありませんでした。
継続的な使用
年に10~20回程度の使用を想定していましたが、数回の使用後にモルタルの一部にひび割れが見られました。
特に、火力の強い広葉樹の薪を使用した際には、モルタルの劣化が早く進行しました。
カバーの有無
未使用時に鉄板のカバーをすることで、雨や風からモルタルを保護しました。
これにより、屋外での劣化をある程度防ぐことができましたが、完全な防護とはなりませんでした。
感想
簡易モルタルでBBQ台を作成することは、手軽でコストも抑えられるため、一つの選択肢として考えられます。
しかし、耐火モルタルに比べると耐久性に劣り、長期間の使用には向いていないことがわかりました。
特に、強い火力を長時間使用する場合には、モルタルの劣化が早く進行するため、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。
内側に耐熱スプレーを施すことで、ある程度の保護効果は期待できますが、完全な耐火性能を期待するのは難しいです。
もし、長期間使用するBBQ台を作成したい場合は、耐火モルタルやレンガなどの耐火性の高い材料を使用することをおすすめします。
まとめ
簡易モルタルで作るBBQ台は、手軽でコストを抑えられる一方で、耐久性には限界があります。
特に、強い火力を使用する場合や長期間の使用を考える場合には、耐火性の高い材料を選ぶことが重要です。
DIYでBBQ台を作成する際には、使用頻度や火力に応じて材料を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、安全かつ長く楽しむことができます。